アレサンドロは、亡き父の共同経営者であるトマソの依頼で、トマソの孫娘ローラをつれてイタリアに戻らなければならない。
その要求さえかなえれば、会社の全権を譲ってもらえるはずなのだ。
たとえ色仕掛けを使ってでもその任務を果たすつもりだった。
彼ほど魅力的な男なら、それはたやすいことでしかない。
しかしその意気込みは出だしからくじかれた。
当のローラは、彼が今までに出会った女性とは似ても似つかないタイプの、不器量でみすぼらしく無愛想な女だった!
【ヴィーナスの目覚め 後編】
【ページ数 240ページ】
*最新情報をtwitterで配信中。
http://twitter.com/harlequin_comic